C型肝炎ウイルスなどが原因で肝ガンになってしまった場合、切除手術の他に「局所療法」があります。
局所療法は、肝ガンの治療のなかでも進歩が著しく、肝ガンの切除手術に比べ「副作用が軽い」「患者さんの体への負担が軽い」「入院期間が短いため、比較的早くに社会復帰ができる」といった長所があります。
局所療法は、ガンに針を直接刺し、熱やアルコールを流して壊死させる方法で、ガンが直径3cm以下、3個以下で、確実にガンに針が刺せるよう、ガンの範囲が明確な事が条件になります。
また、黄疸や腹水がある場合はできません。
局所療法は、主に「エタノール注入療法」「ラジオ波焼灼術」の2つが行われています。
エタノール注入療法は、小腸・大腸や胆のうなど、他の臓器の近くにガンがあり熱を流す治療法だと危険が及ぶ場合に行われます。
純度100%のエタノールを注入してガンを死滅させる方法です。
治療時間は約30分程度と短いですが、入院期間は2?4週間程度必要となります。
1回ですべてのガンが死滅することは少ないので、1週間に2回程度の治療を数回行うのが一般的です。
ラジオ波焼灼術は、ラジオ波を流し、熱でガンを焼ききる治療法です。
入院は1?2週間で、1回の通電時間は12?15分ほど、治療時間は1?2時間です。
1回でガンが死滅しなかった場合は、1週間おいて再度治療を行います。